皆さん、こんにちは!

今日で数えること4回目となるアクアホームマガジンです。いつもご購読ありがとうございます。前回までで、新築住宅を建てるときに必要な費用と土地の探し方についてご説明しました。

今日は、未来に目を向けた高性能住宅「ZEH」のお話をしていきたいと思います。

これからの家づくりは、国も補助金を出してまで進めています。注文住宅を購入しようと考えているならば、ZEHについて知っておいて絶対に損はありません。

まずは、ZEHとは何かということから詳しく、分かりやすくご説明します。

そもそもZEHってなに?

ZEHとは…Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。

住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、そして太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅のことです。

簡単にいうと、『 エネルギーを自給自足する家 』みたいな感じですかね(*^_^*)

これまでも国内のエネルギー不足を解消するため、創エネルギー設備は補助金や固定価格買取り制度で推奨されてきました。

この創エネルギー設備の導入に加え、省エネルギー化も導入することで、より高い環境性能を備えた住宅としてZEHが注目されているのです。

なぜZEHが注目されているのか

ZEHが注目されている背景には、国内のエネルギー問題があります。現在、国内のエネルギー消費量の約15%程度が家庭で消費されています。15%という数字は、石油危機の時の実に約2倍の消費量なのです。

それに加えて、2011年の東日本大震災後、原子力発電所の停止などを原因とする電力需給のバランスの崩れや、エネルギー価格の不安定化など、国内のエネルギー事情の不安定さが露呈しました。

こういった状況を受けて、家庭単位での消費エネルギーの見直し、省エネルギー化の重要性が再認識されているのです。

ZEHの普及は、家庭におけるエネルギー消費を根本的に改善し、エネルギー消費量の大幅な削減に繋がると期待されています。

ただ何と言っても、性能が高く省エネで、冷暖房費用がかからない燃費の良い住宅が大前提ですヨ。

太陽光パネルをたくさん乗せればゼロエネルギー住宅になるという事ではありませんので注意です。

ZEHの4つのメリット

【その1.地球環境に優しい】
日本が国を挙げてZEHを推奨している最大の要因が、地球環境に優しいということです。

「いやいや、地球規模で話されても実感湧かないし」と思う方もいるかもしれませんが、地球環境にやさしいということは子供や孫、さらにその先の世代へ住みやすい環境を残してあげることにつながります。

すぐに目に見えるメリットではありませんが、これからの世代への配慮だと考えると、とても大切なことだと思わないでしょうか?

家庭内の消費エネルギーを自給自足でまかなうことで、限りある資源を残すといった意味でも、ZEHの普及は大きく貢献すると期待されているのです。

【その2.ランニングコストを抑えられる】
ランニングコストは運転費用のことで、家庭では電気代・水道代・燃料代などがこれにあたります。電気料金値上げの影響で、家庭のランニングコストのうち電気代が占める割合は年々高くなっています。

節約志向の家庭では、電気代を抑えることが食費を抑えることと並んで重要視されてきています。自宅をZEHにすれば「電力の自給自足」が可能になり、余った電気を売却することで、家庭のランニングコストを大幅に下げることができます。

なんといっても嬉しいのが、節電のために我慢する必要がなくなるという点です。電気代の値上げで、節電を意識する家庭が増えたと思います。

「冬は凍死しない程度で暖房使ってます」「暑いけどウチワと扇風機で乗り切る」こんな生活していませんか?電力を自給自足できれば、電気代が今の100倍になっても関係ありません。

「電気代がもったいない」という理由で、冷暖房を我慢する必要もなくなります。これ、とっても大きなメリットだと思いませんか?

【その3.災害に強い】
ZEH化の必須条件ではないのですが、追加で蓄電池を導入すると災害時にとても役に立ちます。

蓄電池に電気を溜めておけば、急な停電でもすぐに蓄電池からの供給に切り替わり、停電の影響を受けることなく生活できます。

また、地震などで長期間電気の供給がストップした場合でも、蓄電池さえ稼働していれば数日間は問題なく生活できます。

電気自動車をお持ちなら、蓄電池から電気自動車への充電もできるので、避難する際も安心です。

オール電化の住宅は停電すると何もできないので、災害時に備えてガスと電気の併用にするという方も多かったのですが、これからは災害対策を考えると「ZEH一択」になるでしょう。

【その4.資産価値が高い】
2014年から、BELSという住宅を☆1から☆5つで評価する制度が施行されました。これからはBLESの評価によって住宅の売却金額が大きく変わるようになるでしょう。

BELSで4~5つ星の評価を得ることができるZEHの資産価値はかなり高いですが、ZEHが当たり前の世の中になると、☆が1つや2つしかない住宅は、資産価値がなくなる可能性もあります。

子供や孫のことを考えると、資産として価値のある住宅を残してあげたいと思いませんか?資産価値という点で見ても、これからはZEHが確実に有利になります。

デメリットか微妙なデメリット

ここまでZEHのメリットをご紹介してきましたが、残念ながらZEHにもひとつだけデメリットがあります。

なにがデメリットなのかというと、ずばり一般住宅と比べると、最低200~250万円程度高くなるという点です。

と、デメリットとしてご紹介しましたが、長期的に見れば電気代などのランニングコスト削減で十分補うことが可能です。

国から補助金をもらえれば、コスト面のデメリットをさらに小さくすることもできます。

正直、あってないようなデメリットですね(笑)

あってないようなデメリットですね(笑)重要なので2回言いました。

これから数十年暮らしていく住宅なので、長い目で見ればZEHは本当にお得でおすすめです。

国が促進するZEHの補助金を受ける取るために

これから建てる住宅がZEHの定義を満たしていれば、以下を上限とした補助金を受けることができます。

・1戸当たり70万円~(申請住宅により価格変動有り)
・市町村により補助金があります
・蓄電システム・初期実効容量1KWにつき4万円

これらの補助金を受け取れられれば、先で挙げたコスト面のデメリットを大きく改善することが可能です。

補助金を受け取るための条件として、住宅をZEHビルダー設計・建築または販売されていること、導入する設備がZEH支援事業の要件を満たしていること、その他の条件を満たしていることです。

詳しい知識を持ち合わせないと難しいかもしれませんが、ZEHを建てるのであればZEHに詳しい・多くの実績がある会社を選ぶことが重要になります。

また、一口にZEHビルダーといっても得意な住宅のタイプや技術力などは会社ごとに異なります。自分が建てたい家や建てる土地の特徴に合わせて、慎重に依頼先を検討する必要があります。

最終回となる次回の講座で、「注文住宅を建てるときの住宅メーカーの選び方」についてご説明しますので、それも参考にしたうえで、これから建てる家にとってベストな建築会社を探し出してください。

では、次回の講座をお楽しみに!